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- 2009年07月25日
(2009/07/25付け asahi.comより)
http://www.asahi.com/national/update/0725/TKY200907250170.html
かつて迷惑メールの誘導先としても見かけたような気もしますが、ともあれ「完全無料」などと謳っている出会い系サイトの実態はこんなもんだという、典型的な例でしょう!
このサイトでも何度となく書いてはいますが、そもそもが1円の儲けにもならないのに、迷惑メール送信という違法行為を使ってまでPRする「完全無料の」商品やサービスって、なにがしかのウラがあると考えるのが自然でしょう。
(そうでなければ、記事にあるように1億円も脱税できるような収益は得られないでしょうし....)
ともあれ、今後もこの手のインチキサービスをPRする迷惑メールは、性懲りもなく届き続けるかと思いますが、ご自分の大切なおカネと時間を守るためにも、この手の悪質なサイトを相手にされませんよう、くれぐれもご注意ください!
出会い系サイトの運営で得た所得約3億3千万円を隠したとして、東京国税局がシステム開発会社「フリーワールド」(東京都新宿区)と福田裕志社長(38)を、法人税法違反(脱税)容疑で東京地検に告発していたことが分かった。同社は既に修正申告を済ませている模様だ。
複数の業界関係者らによると、同社は「ご近所サーチ」や「マリアージュ」といった名称の出会い系サイトを次々と開設、運営していたが、架空の業務委託費などを計上するなどして所得を圧縮。07年9月期に約3億3千万円の所得を隠し、法人税約1億円を免れたとされる。
同社が運営するサイトはポイント制で、利用者がサイトを閲覧したり異性にメールを送ったりするなど利用するごとにポイントが減る仕組み。
利用者は主に、同区内に設立された「レジェンド」や「イースト」などの複数の有限会社や合同会社の名義の口座に入金してポイントを事前に購入していた。これらはいずれも実態が乏しいダミー会社だとして、国税局はフリーワールドの売り上げに該当すると認定した模様だ。
同社のサイトに関しては、客を装った関係者が高額の資金提供を持ちかけたり芸能人を名乗ったりして異性を誘う、いわゆる「サクラ」を使っているとの指摘が多く、「サクラから次々とメールが届いてポイントがマイナスになるまで消費され、追加料金を求められた」などといった利用者からの苦情が絶えないという。
同社は取材に「査察を受けたかどうか分からない」などと話した。
東京・新宿の古いビルの2階に、「フリーワールド」の拠点はあった。
ドアを開けると、広大なスペースに整然と机が並び、パソコンが置かれていた。120台ほどあるという。若い男女のスタッフが画面に向かい、キーボードをたたき続ける。24時間態勢だ。
「サクラですか」との記者の問いに、同社担当者は「一般の男女が即会えるってことはない。こういったオペレーターさんを使って、お客さんの要望に応えてお話をするってことは、どうしても必要なんです」と答えた。
業界関係者によると、同社のグループは7~8社で構成され、延べ10~20の出会い系サイトを運営していたという。最初にサービスポイントをもらって無料で利用し、その後は代金を払う仕組みだ。元男性アイドルが登録しているとうわさされたせいか、女性客の方が多いという。
出会い系サイトをめぐっては、様々なトラブルや事件が頻発し社会問題化している。警察庁によると、出会い系サイトを通じた児童買春や恐喝などの検挙数は7年連続で1500件を超え、毎年700人から1千人を超える児童が被害に遭っているという。
こうした被害を防ぐため、03年に年齢確認や不正な誘引を禁じた「出会い系サイト規制法」が施行され、昨年12月には運営業者を届け出制にするなど規制が強化された。今年2月末現在で、届け出があったのは714業者、2527サイト。実際には5千サイトあると指摘されている。
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